リフォーム時にはLED照明への交換がおすすめ! その理由と注意すべきポイントを紹介
長年住んでいる家のリフォームをお考えの場合、予算の範囲内でどのような工事を依頼するのか悩みますよね。
リフォームは壁紙やお部屋の内装工事のほかにも照明工事リフォームがあります。
予算が限られている場合は、照明まで手を付けられないこともあるかもしれません。
しかし内装のリフォームを行う際に、照明のLED化も合わせて行うとさまざまなメリットがあることをご存じでしょうか?
そこで今回は、リフォーム時にLED照明への交換がおすすめな理由についてご紹介していきますので、是非参考にご覧下さい。
目次
リフォーム時にLED照明への交換がおすすめな理由は?
リフォーム時に照明器具をLEDに交換した場合、いくつかのメリットがあります。例えば別途、照明工事だけを行うよりも工事の期間を短縮できたり、工事費用を安く抑えることができます。また、照明の取付け位置に合わせて配線を引き直すことも可能です。
ここでは、LED照明への交換がおすすめな理由を、メリットを交えながらご紹介していきます。
イメージ通りの空間を演出できる
照明にはお部屋などの空間を演出する効果があります。リフォームを行う際には、間取りを変更したり、家具や壁紙も新しくしたり、空間のイメージも大きく変わってきます。照明が空間に与える印象は大きいので、リフォームの際にお部屋のイメージに合わせた照明を選びたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。LEDは配光や色を調整できる特徴があるので、イメージ通りの空間を作ることができます。
例えばリビングにスポットライトや間接照明を加える事で、落ち着いた癒しの空間を演出したり、キッチンでは天井にシーリングライトを設置し、明るく清潔な印象で調理しやすい空間にすることも可能です。また、昼と夜、そのときの気分などで明るさや色を変えることができます。
このように、LED照明へ交換することで、お部屋やシーンに応じた空間を効果的に演出する事ができるのです。
蛍光灯よりも長寿命
空間のイメージに合わせた照明選びだけであれば、LED照明以外でも可能ですが、LED照明の大きなメリットの一つとして、寿命の長さがあります。
一度設置すれば約40,000時間点灯する事ができますので、使用する環境にもよりますが、1日10時間点灯させた場合、10年間使える計算になり、その間は電球交換の手間もかかりません。
その寿命の長さは、従来の白熱球の約40倍、蛍光灯の約4倍と驚くべき寿命の長さとなります。
電気代を節約できる
もう一つ、LED照明の大きなメリットとして消費電力が小さいという特徴もあります。
LEDは発光効率が高いため、蛍光灯や白熱球よりも小さい消費電力にもかかわらず、同等の明るさで点灯することができます。これにより、消費電力を抑えて電気代の節約が可能となります。
このようにリフォーム時にLED照明に交換するとお部屋の空間を演出できるだけでなく、省エネ効果が高く経済的にお得に使用できるメリットがあります。
お部屋のイメージ作りに効果的!代表的なLED照明
ここでは、LED照明の種類と、お部屋のイメージにあわせてLED照明を選ぶときのポイントについてご紹介していきます。
シーリングライト
天井に設置するタイプの照明で、引っ掛けシーリングに取り付ける仕様と、天井に直接固定する仕様があります。お部屋のメイン照明となり、広い空間を照らすのに適しているためリビングや子ども部屋などに向いています。12畳ぐらいの広さまでであれば、1台でお部屋全体を照らすことができますし、明るさや色調を調整できるラインナップもあるため使い勝手がよい照明です。
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプの照明です。光量が比較的小さいものが多く、補助照明として使用するのに適しています。デザインが豊富でインテリアとして魅せることもできます。おすすめの設置場所としてはダイニングテーブル、吹き抜けのある階段や、エントランスなどです。同じデザインのペンダントライトを複数個並べて配置すると、空間をおしゃれに演出できますのでおすすめです。
ダウンライト
天井に埋め込むタイプの照明で、天井からの出っ張りがないため見た目もすっきりします。リビングのシーリングライトを複数のダウンライトに交換されているご家庭も多いです。調光・調色タイプのダウンライトや、照射角度を変えることのできるユニバーサルダウンライトなど種類が豊富なので、さまざまなシーンでの演出が可能な照明です。
ブラケットライト
壁に設置する照明で、階段や浴室、外灯などに用いられます。光量が抑えられているものが多く、主に間接照明として使用します。明々と光を発しないので雰囲気作りがしやすく、デザイン性が高いことからお部屋のアクセントになります。LEDブラケットライトは、配光の自由度が高いため、光の広がり方を自由にデザインできます。
シャンデリア
シャンデリアは玄関やロビー、リビングや客間などの照明に適しています。シャンデリアを設置すると高級感のある空間を演出することができます。電球の数が多く、電気代や発熱が気になるところですが、LEDのシャンデリアであればこの点でも安心です。せっかくのリフォームだからこそ、思い切ってイメージチェンジをしたいという方にはおススメの照明です。
照明器具リフォームの費用目安
照明のリフォーム費用は、工事の内容や設置する器具の種類によって大きく異なります。たとえば、天井のシーリングライトを交換するなどの単体工事であれば、器具代と施工費を含めておおよそ5万円前後が一つの目安です。
ただし、実際にはリビングやダイニングなどのリフォーム時に行われるため、複数の照明を設置することになるケースが多い傾向にあります。
そのため、電気配線の工事費や照明器具代を含め、部屋全体で10万円〜30万円程度が一般的といえるでしょう。
蛍光灯からLEDへ交換する際に確認すべき工事の有無
照明リフォームを検討する際に、蛍光灯からLED照明への切り替えを希望される方も多いのではないでしょうか。LED化には多くのメリットがありますが、実は設置環境によっては工事の有無が変わります。工事が不要なケースと必要になるケースについて整理しておきましょう。
工事が不要なケース
天井に引掛けシーリングローゼットが設置されている場合や、白熱電球タイプの器具を使用している場合は、LEDランプを差し替えるだけで対応可能です。一般家庭で多く使用されているシーリングライトやペンダントライトがこれに該当し、器具の配線をいじることなく簡単に交換できます。
工事が必要なケース
一方で、従来の蛍光灯器具の多くには「安定器(バラスト)」という部品が含まれており、そのままLEDに置き換えると電流の流れに不具合が生じる可能性があります。この場合には「バイパス工事」と呼ばれる配線の切り替え作業が必要です。安定器を介さずLEDに直接電流が流れるようにすることで、劣化による不点灯や電力の無駄を防ぎます。
また、器具によっては配線を直接触る必要があるため、電気工事士などの専門業者による施工が必要不可欠です。
照明器具ごとの対応方法と注意点
照明リフォームでは、設置場所や使用している器具の種類によって工事の有無が変わってきます。以下は、代表的な照明器具とその対応方法です。
照明器具の種類 | 必要な対応 |
---|---|
直管蛍光灯器具 | 器具交換またはバイパス工事 |
ダウンライト(※電球型を除く) | 基本的に器具の全交換が必要 |
直管蛍光灯器具の場合
オフィスや店舗、学校などでよく見られる直管型蛍光灯には、安定器をそのまま使えるタイプのLEDも一部存在します(既設安定器接続型)。ただし、製品ごとに対応状況が異なるため、事前に器具の仕様を確認することが大切です。
ダウンライトの場合
天井に埋め込まれているダウンライトは、基本的に器具本体ごと交換するのが一般的です。廊下や洗面所、共用スペースなどに多く設置されており、スペース制約や熱のこもりやすさなども考慮して工事が行われます。
照明器具リフォームで気をつけたいLED工事の注意点
照明器具のリフォームを行う際、とくにLEDへの交換を含むリフォームでは、見落としやすい注意点がいくつかあります。DIYで手軽にできそうな作業でも、実際には資格が必要だったり、安全性に問題が出ることもあるため、事前に以下のポイントを確認しておきましょう。
電気工事が必要なLEDリフォームはプロに依頼を
リフォームでLED照明に切り替える際、単純なランプの交換であれば問題ありませんが、配線を変更するような工事が必要な場合は注意が必要です。こうした電気工事は電気工事士の資格が必要で、無資格で行うと感電や火災などのリスクを伴います。特に蛍光灯からLED照明にリフォームするケースでは、「バイパス工事」が必要になることもあり、専門知識が求められます。安全かつ確実に作業を行うためにも、照明器具のリフォームはプロに相談するのが基本です。
重たいLED照明を取り付けるなら天井の耐久性チェックも忘れずに
LED照明には、シーリングファン付きライトのように本体重量が重い製品もあります。こういった照明器具を天井に取り付ける場合、引掛けシーリングの周辺に補強工事が必要になることがあります。耐荷重に不安があるまま取り付けてしまうと、落下などの事故につながる恐れもあるため、設置前に天井の構造を確認しておくことが重要です。
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まとめ
今回は、リフォーム時にはLED照明への交換がおすすめな理由についてご紹介しました。
LED照明の導入をリフォーム時に行うことが、お部屋のイメージ作りに効果的であることや、従来の照明器具と比べ維持費が少なくコストパフォーマンスに優れていることもご理解いただけたのではないでしょうか。
現在、大手電機メーカーを中心に蛍光灯の生産が終了している流れもあるため、お使いの照明器具が壊れた場合に使えなくなってしまいます。そのため、リフォームを行う際にはLED照明に交換することをお勧めいたします。
照明工事のリフォームは、ミラノインテリアに是非ご相談下さい。