賃貸オフィスのLED化はできる?賃貸でLED化を考えた際に気を付けたい事
最近ではオフィスの照明もLED化したいという企業様も増えてきました。LED化は導入の際に初期費用はかかりますが、電気代やメンテナンス代が大幅に削減できるメリットもあります。しかし賃貸オフィスの場合では、自社物件でないことからLED化ができるのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸オフィスのLED化はできるのかという疑問や、賃貸でLED化を考えた際に気を付けたい事について解説していきます。賃貸オフィスでLED化をご検討の際は、是非参考にご覧下さい。
目次
賃貸オフィスでLED化はできる?
賃貸オフィスの場合、照明器具は不動産オーナーの持ち物であるケースが圧倒的に多くなります。仮にLED照明に切り替える場合、工事など初期投資については基本的に家主が負担することになります。
このためテナント側がLED化を希望しても家主に受け入れられないケースがあります。
また、LED化をテナント側の負担で実現した場合、 移転の際にテナント側が契約時の状態に戻す 「原状回復工事」を負担しなければならないことがあり、もったいないと感じることもあるでしょう。このように賃貸オフィスでLED化を進める場合には、家主、テナントともに契約面を確認し、相談や調整を行う必要があります。
LED交換・工事を行う上で気をつけたい注意点
LED交換・工事を行う上で気をつけるべき点を紹介します。
状況によって交換できるかが変わる
賃貸オフィスにおける照明器具や電球の交換は、設置状況や所有者によって対応が異なります。以下では、主な3つのケースに分けて交換の可否や注意点をまとめました。
ケース | 内容 | 照明器具の交換 | 電球の交換 | 注意点 |
---|---|---|---|---|
自分で取り付けた照明 | 最初から照明が付いておらず、借主が自身で設置した場合 | 〇(自由に交換可) | 〇 | 管理会社への連絡は不要。LEDへの交換も自由。 |
もともと設置されている照明(専有部) | 利用時点で照明器具が備え付けられている場合 | △(原則NG) | 〇 | 器具の交換には貸主の許可が必要。退去時は原状回復を忘れずに。 |
共用部分の照明 | 廊下・階段・エントランスなど共用スペースの照明 | ✕ | ✕ | 借主が勝手に交換するのはNG。電球切れは管理者に連絡。 |
照明器具の交換やLED化を検討する際は、自分で設置したものか、貸主所有の設備かを確認し、必要に応じて事前に管理者へ相談するようにしましょう。誤った対応をすると、トラブルの原因になることもあるため注意が必要です。
賃貸オフィスでのLED化は原状回復に注意
賃貸オフィスで照明をLED化する際には、「原状回復義務」が大きなハードルになります。
契約満了や移転時には、原則として入居時の状態に戻す必要があるため、工事内容によってはトラブルになる可能性があります。LED化の方法に応じた注意点をあらかじめ確認しておきましょう。
バイパス工事を行う場合
既存の蛍光灯器具の安定器を無効化し、LEDランプに適した配線へ変更するバイパス工事では、撤去した安定器や部品を保管しておくことが必須です。退去時には元の配線に戻す必要があるため、施工前に器具の仕様や構造を正確に把握しておくことが重要です。
LED一体型器具に交換する場合
照明器具そのものをLED一体型に交換する工事は、原状回復が難しいケースが多くなります。器具を丸ごと取り替えてしまうため、元の照明器具に戻すことが困難です。
こうした場合には、事前に貸主や管理会社と相談し、取り扱いのルールを明確にしておくことが不可欠です。
賃貸オフィスをLED化するメリット
オフィスをLED化すると、どのような効果が得られるのでしょう?
ここではLED化した場合の効果についてご紹介していきます。
寿命が長い
LEDは白熱球、蛍光灯と比べ約3倍以上寿命が長い特徴があります。
照明を点灯している時間が長いオフィスでは大きなメリットとなります。
発熱が少ない
LEDは紫外線の放出が微量で、発熱が少ないため、商品や機器の日焼け、劣化などの心配がなく設置場所を選ばない点もメリットと言えます。
費用対効果が高い
LEDは消費電力が白熱電球の半分以下なので、使用電力を大幅に削減でき経済的です。電球の交換頻度も大幅に少なくなるので、高い費用対効果が期待できます。
このようにLEDは導入する際に初期費用が掛かる一方、取り替え頻度が少なく経済的なメリットが大きいことがわかります。
賃貸オフィスではこれらのLED化するメリットについて確認し、家主に理解を得られるよう相談してみるとよいでしょう。
賃貸オフィスをLED化するデメリット
賃貸オフィスをLED化するデメリットとしては下記が挙げられます。
初期コストが高い
LED照明は省エネ・長寿命といったメリットがある一方で、導入時の本体価格は白熱電球や蛍光灯に比べて割高です。とくに賃貸オフィスのように複数台まとめて設置する場合、初期投資が大きくなりやすく、コスト面で導入をためらう要因になることもあります。
ただし、LEDは交換頻度が少なく電気代も抑えられるため、長期的には運用コストを大幅に削減できる可能性があります。導入時の費用だけでなく、トータルコストで検討することが重要です。
衝撃や熱環境に弱い
LED照明は構造が精密なため、衝撃に弱いという特徴があります。たとえば、地震などの振動や引越し時の強い衝撃で破損するケースも少なくありません。また、熱がこもりやすく、密閉空間では放熱性が十分に確保されないため、対応していない照明器具にLEDを取り付けると故障の原因になることがあります。
導入前には、設置場所や器具の仕様がLEDに対応しているかを必ず確認することが必要です。不安や疑問があれば専門の業者に相談してみましょう。
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まとめ
今回は、賃貸オフィスのLED化はできるのかという疑問や、賃貸でLED化を考える際に気を付けたい事について解説しました。
賃貸オフィスでLED化を行う際は、賃貸物件の契約やオーナーとの話し合いが必要な事をご紹介しました。
初期費用が必要ではありますが、LEDに交換する事で費用対効果の高いメリットがある事もご理解頂けたかと思います。
また、照明の種類ごとにLED化する際の注意点についてもご紹介しました。
賃貸オフィスのLED化をご検討の方は、ミラノインテリアに是非ご相談下さい。